ハム・ソーセージ豆知識
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ハムやソーセージなどについて、簡単にご紹介します。
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日本語 |
ドイツ語 |
英語 |
ハム |
Schnken (シンケン) |
Ham (ハム) |
ソーセージ |
Wurst (ヴルスト) |
Sausage (ソーセージ) |
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本来、 ハムとは「豚のもも肉を塩漬け燻煙したもの」をいいます。
したがって、ボンレスハムや骨付きハムがハムに該当します。
日本では、「豚の背肉(ロース)を塩漬け燻煙したもの」をロースハム といっています。
ロースハムは、日本独特のハムで日本農林規格(JAS)で定められています。
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本来、ベーコンとは「豚のばら肉」の意味ですが、一般には、「豚のばら肉を塩漬け燻煙したもの」をベーコンといいます。
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ソーセージの語源には、Sau(牝豚)とSage(香辛料のセージ)という語が合成されてできたという説や ラテン語のSalsus(塩漬け)からきたという説など諸説があります。
日本農林規格(JAS)によるソーセージの定義は多岐にわたりますが、 簡単に表現するならば「豚や牛などの肉に香辛料などを混ぜケーシング(包装材)につめたもの」
といえます。
日本では、一般に腸詰(腸をケーシングにして詰めたもの)をソーセージと呼んでいます。
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ソーセージの名前
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ソーセージにはヨーロッパの地名を商品名に付けたものが多く見られます。 ソーセージは、それぞれの地方により確固たる製法があり、それを表すのがソーセージの名前なのです。
製品名 |
説明 |
ボロニアソーセージ |
イタリア中部のボロニア地方の代表的なソ−セージ |
フランクフルトソーセージ |
ドイツのフランクフルト地方の代表的なソ−セージ |
ウィンナーソーセージ |
オーストリアのウィーン地方の代表的なソ−セージ |
リオナーソーセージ |
フランスのリヨン地方の代表的なソ−セージ |
しかし、日本農林規格(JAS)では下記の表のように「分類の名称」として使われています。
分類名 |
概要 |
ボロニアソーセージ |
牛腸を使用したもの 又は製品の太さが36mm以上のもの |
フランクフルトソーセージ |
豚腸を使用したもの 又は製品の太さが20mm以上36mm未満のもの |
ウィンナーソーセージ |
羊腸を使用したもの 又は製品の太さが20mm未満のもの |
リオナーソーセージ |
ソーセージに野菜、穀物、肉製品、 チーズなどを加えたもの |
レバーソーセージ |
肝臓を使用したソーセージ (重量の割合で50%未満) |
レバーペースト |
肝臓を使用したソーセージ (重量の割合で50%以上) |
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ソーセージの製造方法
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本場ドイツでは、ソーセージを製造方法により4つに分類しています。
分類名 |
直訳 |
概要 |
製品例 |
ブリューヴルスト |
茹ソーセージ |
細切りした生肉に、飲用水(氷)、塩、脂肪を添加し加熱処理したソーセージ |
ウィンナー、フランクフルト、ボロニアなど |
コッホヴルスト |
煮ソーセージ |
細切りした生肉に、飲用水(氷)、塩、脂肪を添加し煮沸処理したソーセージ |
レーバーソーセージ、ブラッドソーセージなど |
ローヴルスト |
生ソーセージ |
消費されるまで生で貯蔵されるソーセージ |
サラミなど |
ブラートヴルスト |
焼ソーセージ |
加熱してから食べる保存性の短いソーセージ |
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日本では、これに1対1で対応する分類はなく、日本農林規格(JAS)の製造法による分類は次のようになっています。
分類名 |
概要 |
クックドソーセージ |
湯煮又は蒸煮により加熱したソーセージ |
ドライソーセージ |
加熱しないで乾燥したソーセージ (水分が35%以下) |
セミドライソーセージ |
加熱又は加熱しないで乾燥したソーセージ (水分が55%以下) |
無塩漬ソーセージ |
塩漬していないソーセージ |
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参考文献
食肉用語辞典(日本食肉研究会編)
フライシャー・マイスターの専門知識(食肉通信社)
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